ふじた まさひろ
藤田 正博 教授
Masahiro Yoshizawa-Fujita
イオン液体と高分子を用いた機能材料の開発
所属領域:応用化学領域
研究キーワード
イオン液体・導電性高分子・柔粘性結晶(プラスチッククリスタル)・リチウムイオン二次電池
担当科目
基礎化学(1年)、理工基礎実験・演習(1年)、ソフトマテリアル(3年)、高分子解析特論(大学院)
研究概要
室温で液状の塩、「イオン液体」(写真)は、イオンのみからなる液体であるため静電的な相互作用力が強く、
真空下で加熱しても揮発しません。しかも、揮発しない液体なので燃えません。これら不揮発性・不燃性
という特徴が、一般的な揮発性有機溶媒とイオン液体を最も区別する性質と言えます。生活環境に飛散し
ない、繰り返し何度でも使えるという従来困難であった技術開発を容易に達成できることから、地球に優
しい"グリーンソルベント"として注目を集めるようになりました。我々の研究室では、このイオン液体を
リチウムイオン二次電池用電解質材料や高分子合成用溶媒として用い、日々の研究に勤しんでいます。