きかわだ よしかず
木川田 喜一 教授
Yoshikazu Kikawada
火山活動の化学的モニタリング
環境中の物質の移動および循環機構の解明
所属領域：化学領域
研究キーワード
火山化学・温泉化学・環境分析・環境動態解析
担当科目
地球環境科学,環境分析化学,基礎化学実験・演習,「3.11学」への招待，地球環境と科学技術II,教育実習I,無機化学IIIC,無機化学特論(地球化学)
研究概要
【火山化学】 火山活動に伴い地下のマグマからはマグマ揮発性物質が放出されます.火山ガスや温泉水にはマグマ揮発性物質が含まれており,その化学組成は火山活動を反映して変化します.我々は火山ガスや温泉水,火口湖の湖水などの化学組成の変化を捉え,火山活動の状態を評価する研究を行っています.特に群馬県の草津白根火山を対象とした地球化学的観測を1960年代から継続的に行っており,貴重な長期的化学的観測データを有しています.
【環境分析化学】 環境問題を正しく評価し,その効果的な対策を立案するためには,環境中での物質の移動・循環メカニズムの正しい理解が欠かせません.我々は種々の環境試料の化学組成分析を行い,その空間的分布と時間的変動を求めることで,環境中の物質移動・循環機構を明らかにする試みを進めています.
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