2015年度 物質生命理工学科コロキウム
光合成膜の常識を覆す
粟井光一郎 准教授(静岡大学大学院理学研究科)
日時/場所 | 2016年 1月7 日(木)17:00-18:30 2-402 |
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詳細
講師に粟井光一郎 准教授(静岡大学大学院理学研究科)をお招きして、以下の内容でご講演いただきます。皆様お誘い合わせのうえご参加ください。*申込不要・参加無料・学生、学外の方の聴講歓迎
光合成膜の常識を覆す
粟井光一郎 准教授(静岡大学大学院理学研究科)
光合成反応を行うチラコイド膜は,ガラクトースを極性頭部に持つガラクト脂質を主成分とする。この脂質組成は,植物の葉緑体からシアノバクテリアまで保存されていることから,ガラクト脂質は光合成膜に必須だと考えられてきた。我々は,シアノバクテリアのガラクト脂質合成経路の解析から,ガラクト脂質は光合成膜に必須でないことを見出した。本講演では,ガラクト脂質の機能と共にその分布,進化について議論する。また,ポリケチド合成酵素を用いたシアノバクテリアの有用物質生産についても紹介したい。
本件に関するお問い合わせは、コロキウム委員(堀越、鈴木(伸))までお願いいたします。
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