2012年度 物質生命理工学科コロキウム
水和クラスターの高励起振動反応って大気中で本当に重要なの?
-CH2FOH.(H2O)nに関する理論的考察-
講師:高橋 開人 博士(中央研究院原子分子科学研究所、台湾)
日時/場所 | 2013年 1月24日(木) 17:00~18:30 (L-821・図書館内会議室) |
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詳細
講師に高橋開人博士(中央研究院原子分子科学研究所、台湾)をお招きして、以下の内容でご講演いただきます。皆様お誘い合わせのうえご参加ください。*申込不要・参加無料・学生、学外の方の聴講歓迎
「水和クラスターの高励起振動反応って大気中で本当に重要なの?-CH2FOH.(H2O)nに関する理論的考察」
大気中において、太陽光を吸収し高振動状態に励起された分子が分子内反応を起こすこと (H2SO4+hv → H2O+SO3) が報告されている。その一方、水和クラスターの生成によって水素移動反応の遷移状態のエネルギーが低下し、反応が促進されることも知られている。本研究では水和クラスターの高励起振動反応について、CH2FOH.(H2O)n+hv → CH2O+HF+nH2O, n=0-3を例に大気中での重要性について調べる。
本件に関するお問い合わせは、コロキウム委員(堀越、近藤)までお願いいたします。
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