2011年度 物質生命理工学科コロキウム
『ロドプシンとイソロドプシンの動力学の理論的研究- なぜ生物はロドプシンを選んだか』
講師:石田俊正先生(京都大学 福井謙一記念研究センター 総合研究部門 准教授)
日時/場所 | 2011年10月24日(月) 13:30~15:00 2号館510号室 |
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詳細
講師に石田俊正先生(京都大学 福井謙一記念研究センター 総合研究部門 准教授)をお招きして、以下の内容でご講演いただきます。皆様お誘い合わせのうえご参加ください。*申込不要・参加無料・学生、学外の方の聴講歓迎
『ロドプシンとイソロドプシンの動力学の理論的研究- なぜ生物はロドプシンを選んだか』
われわれの目で光を感じる細胞にあるタンパク質のロドプシンは色素として11-cisレチナールを用いている。一方、類似のタンパク質イソロドプシンは色素が9-cisレチナールである。違いはわずかにレチナール中の炭素鎖の折れ曲がりの位置が11位であるか9位であるかであるが、光に対する反応の効率(量子収率)、応答時間(反応時間)が大きく異なり、レチナールの方が効率的で応答が速い。この理由を反応動力学を使った計算により明らかにする。
本件に関するお問い合わせは、コロキウム委員の南部・近藤までお願いいたします。
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